ピーマンは、愛犬・愛猫の夏バテを防ぎ、疲労回復に効果を発揮します。
ピーマンの栄養分は?
ピーマンには、βカロテンとビタミンCが豊富に含まれており、ビタミンCはレモンの約2倍です。
βカロテンは体内でビタミンAに変化し、皮ふや粘膜を正常に保つことで、ウイルスなどの外敵から守る働きがあります。
また、抗酸化作用があり、活性酸素がからだの老化を進めるのを防ぎます。
最近ではビタミンAには、ガンの発生をおさえる効果があることがわかっています。
ビタミンCにも抗酸化作用があり、摂取することで免疫力を高めます。
犬や猫は、体内でビタミンCを合成できるので、与える必要はないと言われていますが、子犬や子猫、大型犬、妊娠中・授乳中の場合は、ビタミンCが通常より必要になります。
また、ビタミンCの働きを助け、毛細血管を強化するビタミンPが含まれています。
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愛犬・愛猫に与えてもよりピーマンの量は?
・犬(体重5kg)…加熱して5g程度
・猫(体重4kg)…茹でて刻み小さじ1弱程度
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
生で食べるのが理想的ですが、ピーマンの皮は固いので、食べさせるなら必ず茹でて、中の種は取り、できれば薄皮をむいたものを与えましょう。
ピーマンのビタミンCは熱に強いので、茹でてもこわれにくいという特徴があります。
ただし、食べ過ぎると下痢の原因になります。
※1日に与える量は個体差がありますので、様子をみながら調整してください。
※その後の研究により、ピーマンに関しては、食べさせてはダメな食材になるかもしれません(下記参照)。
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パプリカは愛犬・愛猫に与えてもいいの?
パプリカはオランダ語でピーマンのことです。
ビタミンCはピーマンの倍以上あり、強い抗酸化作用のあるカロテノイドが含まれています。
体内の酸化をおさえることで、動脈硬化や老化を防ぐことができます。
ピーマンを愛犬・愛猫に食べさせてはダメという意見もあるけど?
ピーマンはナス科の植物です。
ナス科の植物には、アルカロイドという物質が含まれていて、食べると人間では、乾癬(かんせん)という皮ふ病、関節炎、アレルギーといった症状を起こすという報告があります。
犬や猫に関してのデータはありませんが、皮ふ病、関節炎、アレルギー症のある犬や猫には食べさせない方がよいかもしれません。
代表的なナス科の野菜:ナスビ、トマト、ピーマン、ジャガイモ、トウガラシ
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