果肉の約95%が水分ですので、利尿効果があり、夏の水分補給に最適です。
また、夏のほてった愛犬・愛猫の体を冷やしてくれます。
大型犬ならダイナミックにタネごと食べても大丈夫なのでしょうが、小型犬や猫の場合は、種を取って、細かく切って与えましょう。
ただし、カリウムが多く含まれていますので、腎臓や心臓に疾患のある場合はNG。
スイカのタネには、たんぱく質と植物性脂肪が多く、その他ビタミン類が含まれていますが、タネは消化されず便と一緒に出てくるはずです。
分厚い皮は食べると消化不良を起こしますので与えないでください。
スポンサーリンク
愛犬・愛猫に与えてもよいスイカの量
犬(体重5kg)…30g程度、猫(体重4kg)…大さじ1杯程度(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
※1日に与える量は個体差がありますので、様子をみながら調整してください。
スイカの栄養分
先にも書きましたが、果肉の約95%が水分です。
水分に加えて、ナトリウム(塩分)の排出を促すカリウムが含まれていますので、高血圧症に効果的です。
また、果肉には、βカロテンやリコピンが多く含まれていますので、抗酸化作用があり、紫外線による酸化をおさえて老化防止に役立ちます。
さらに、アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれていて、腎臓の働きを助けます。
スポンサーリンク
スイカに塩をふりかけるとなぜ甘くなるの?
愛犬・愛猫にスイカをあげるときは、塩をふりかけてはいけませんが、塩をかけるとなぜスイカが甘くなるのでしょう。
と思って調べてみると、スイカに塩をふりかける派は意外と少ないのですね。
私は、ふりかけたり、ふりかけなかったりですが。
スイカは中心部分になるほど甘くなっています。
でも、その他の部分はそんなに甘くないので、塩を加えることで甘みが引き立つからだそうです。
これを「味の対比効果」と呼んでいます。
なので、あまーい果物に塩をふっても甘みを増したようには感じません。
7月27日は「スイカの日」
スイカには縦しま模様があります。
その模様が綱のようであることから、「夏(な=7)の綱(つ=2・な=7)」で記念日に制定されたそうです。
ちなみに、しま模様がはっきりしているスイカが良品です。
スイカは野菜か?果物か?
スイカはウリ科のつる性一年草で、植物としては野菜に分類されます。
しかし、ジューシーで甘みがありますので、果物というイメージが強いですね。
そこで、農林水産省では、スイカをイチゴやメロンと同じく、「果実的野菜」として分類しています。
スポンサーリンク