アボカドの皮、種、オイルに含まれるペルシンという成分により、中毒を起こす可能性があります。
特に、グアテマラ種のアボカドには、果実にもこのペルシンが含まれていることがわかっています。
まだ詳しい毒性の仕組みや致死量などはわかっていませんが、鳥類がペルシンを摂取すると、すぐに死に至ることがあるそうです。
人間は食べても大丈夫ですが、まれにアレルギー症状を起こすことがあります。
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なぜ飼っている鳥がアボガドを食べるの?
アボガドは、買ってきてすぐには食べずに、熟成するまで置いておきます。
鳥カゴから出して部屋の中で自由にさせているときに、置いているアボガドを食べてしまうという事例が多いようです。
また、飼い主さんが、アボガド中毒のことを知らずに与えてしまうケースもあります。
鳥は体が小さいので、少量でもすぐに中毒症状を起こすと思われます。
犬・猫も同様に中毒症状を起こしますので、手が届くところに置かないように。
また、犬・猫の場合、大きな種を誤飲すると窒息する可能性がありますので、注意が必要です。
中毒の症状
嘔吐や下痢などの消化器にあらわれる症状の他、どうぶつの心筋細胞に損傷を与え、浮腫や肺水腫、呼吸困難、元気消失、昏睡などの症状がみられると報告されています。
呼吸停止を引き起こし、死に至る場合もあります。
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アボ・ダームというペットフードはどうなの?
原材料にアボカドを含む、「アボ・ダーム(AVO・DERM)」というペットフードがあります。
アボ・ダームは、主に皮ふと被毛のトラブルがあるペッット用フードです。
メーカー側は、30年以上の実績において、その安全性を保証しています。
<アボ・ダームの安全性>
・果実にもペルシンが含まれているグアテマラ種のアボカドを使用していない。
・カリフォルニア産のアボガドの果実を使用しており、ペルシンが含まれている葉、皮、樹皮は使用していない。
参考
みんなのどうぶつ親子手帳「鳥さんの病気 アボカド中毒」(アニコム)
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