さつまいも好きな犬・猫は多いと思いますが、与えてよい量、栄養分、注意点などを説明しています。
さつまいも好きの愛犬・愛猫に与えて良い量
・犬(体重5kg):加熱して15g程度。
(『いぬのきもち』より)
・猫(4kg):冷ましてひとくち程度。
皮ごと与えても問題はありません。
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愛犬・愛猫にさつまいもを与えるときの注意点
・食物繊維の量が多いので食べ過ぎると軟便、下痢の原因に。
・カリウム量が気になる子には与えない。
・ゆでるか蒸したものを与えること。
・糖質が多いので与えすぎない。
・干し芋はできればNG。
さつまいもの成分(100g中)
食物繊維 | カリウム | カロリー | 糖 質 | |||
総 量 | 水溶性 | 不溶性 | ||||
生 | 2.3g | 0.5g | 1.8g | 470mg | 132kcal | 29.2g |
蒸し | 3.8g | 1.0g | 2.8g | 490mg | 131kcal | 27.4g |
焼き芋 | 3.5g | 1.1g | 2.4g | 540mg | 163kcal | 35.5g |
干し芋 | 5.9g | 2.4g | 3.5g | 980mg | 303kcal | 66.0g |
<食物繊維の量が多いので食べ過ぎると軟便、下痢の原因に>
食物繊維の量が多いので食べ過ぎると軟便、下痢の原因になります。
ただし、水に溶けない不溶性食物繊維の方が多いので、便秘ぎみの犬・猫にさつまいもを食べさせると、便秘解消の効果が期待できます。
<カリウム量が気になる子には与えない>
カリウムの量が非常に多く、血中のカリウムの値が高い犬・猫、腎臓病の犬・猫には与えないでください。
<ゆでるか蒸したものを与えること>
上の表でもわかるように、さつまいもを焼くと、カリウム、カロリー、糖質の値が高くなりますので、焼き芋を与えるときは、少し量をひかえるようにしましょう。
<糖質が多いので与えすぎない>
糖質が多いので、与えすぎると肥満の原因になります。
<干し芋はできればNG>
上の表を見ればあきらかです。全てにおいて値が高くなっていますので注意してください。できれば与えないで。
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さつまいもの栄養分
先に書きましたように、便秘ぎみの犬・猫が、さつまいもを食べると便秘解消に効果があります。
皮に近いほど食物繊維が多く含まれていますので、便秘ぎみの子には皮ごと与えるといいでしょう。
また、水に溶けやすい水溶性食物繊維も含まれていますので、善玉菌のエサとなり、腸内環境をととのえる効果がさつまいもにはあります。
抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンCが含まれていますので、血管を若々しくしたり老化を防ぎます。
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