愛犬・愛猫が「さくらんぼ」を食べてしまった!与えてよかったの?


 
健康な犬・猫が、さくらんぼの果肉の部分だけ食べても大丈夫ですが、次の点に注意が必要なので△印を付けています。
 
 

犬・猫がさくらんぼを食べるときの注意点

・食物繊維が豊富なので、下痢の原因になる。
 
・茎、種、葉には有害物質が含まれている。
 
・カリウムが多く含まれている。
 
 
<食物繊維が豊富なので下痢の原因に>
さくらんぼに含まれる食物繊維は、100g中1.2gと多く、食べ過ぎると軟便、下痢の原因になります。
 
<さくらんぼには有害物質が>
さくらんぼ(おうとう)や桃、梅、ビワなどのバラ科植物の茎、種、葉、未熟な果実には、アミグダリンという有害物質が多く含まれています。
 
アミグダリンは胃酸によって分解されると、毒性の強いシアン化水素(青酸)を発生させます。
 
アミグダリンを含む種など、食べる量によっては、中毒症状を起こします。
 
<カリウムが多く含まれている>
さくらんぼに含まれるカリウムの量は、100g中210mgと多く、血中のカリウムの値が高い犬・猫や腎臓病の犬・猫には食べさせないようにしましょう。
 
 

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健康な犬・猫がさくらんぼを食べてよい量

・犬(5kg):15g程度。
 
・猫(4kg):1粒の半分程度。
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
 
※葉、茎、種はしっかり取り除いて水洗いし、一口大に切った果肉のみを与えましょう。成熟したさくらんぼの場合、皮ごと与えても大丈夫です。
 
果肉部分だけで1個5g程度です。
 
 

健康な犬・猫がさくらんぼを食べて得られる効果

・便秘の解消
 
・老化防止
 
・疲労回復効果
 
・貧血予防
  
<便秘の解消>
さくらんぼには食物繊維が100g中1.2g含まれており、その内水に溶けにくい不溶性食物繊維は1.0gです。
 
不溶性食物繊維は腸内でふくらみ、便を押し出すのを助けます。
 
<老化防止>
強い抗酸化作用のあるアントシアニンや同じく抗酸化作用のあるビタミンCとβカロテンが含まれていますので、これらの相乗効果により活性酸素による細胞への攻撃を防いでくれます。
 
つまり、さくらんぼを食べると老化防止に役立ちます。
 
<疲労回復効果>
疲労物質である乳酸の発生をおさえるクエン酸とリンゴ酸が含まれています。
 
これにより、疲労回復効果が期待できます。
 
<貧血予防>
赤血球をつくる葉酸と鉄、鉄の吸収を助けるビタミンCが含まれていますので、貧血予防になる可能性があります。
 
 

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