梨の90%以上は水分ですので、水分補給として最適な果物です。
しかし、スイカと同様、カリウムを多く含みますので、注意が必要です。
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健康な犬・猫が食べてもよい梨の量
犬(体重5kg):生で20g程度。
猫(体重4kg):刻んで大さじ1程度。
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
梨は硬いので、小さくカットして与えないと、のどに詰まらせる危険がありますので注意しましょう。
消化されにくい食物繊維が含まれていますので、便秘の予防・改善に役立ちます。
ちなみに、洋なしは日本なしの2倍の食物繊維が含まれています。
梨の果糖は吸収がよいので、効率のよいエネルギー源になります。
<腎臓病の犬・猫の場合>
腎臓病と診断された場合は、梨にはカリウムが多く含まれていますので、与えるのはNGです。
スイカ、メロンも同様にNGです。
腎臓の機能が低下すると、カリウムを尿といっしょに排出するのが困難になり、体内に蓄積されていきます。
血中のカリウム濃度が高くなりすぎると、非常に危険な状態になります。
腎臓病のステージにもよりますが、不整脈を起こしたり、最悪、心臓が停止して死亡しますので、心臓病の犬・猫も注意しましょう。
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<どうしてもたべない場合>
動物病院などで買った腎臓病用の食事療法食があると思います。
ドライフードの場合はミキサーなどで粉にし、水を加えたものをシリンジに入れて食べさせる方法もあります。
ウエットフードの場合はほんの少し水を加えます。
シリンジは、口の正面から差し込むのではなく、口の横(口角あたり)から差し込むようにしましょう。。
正面から差し込んで、勢いよくシリンジから中身が出た場合、のどに詰まらせたり、むせたりします。
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