マンゴーはウルシ科の果実ですので、「カルドール」や「マンゴール」といった、ウルシに似たかぶれ成分が含まれています。
これらは果皮に多く含まれていますが、果肉にも少量存在します。
食べると、あるいは、触ったりするだけでも、口の周りや唇が赤く腫れたり、全身がかゆくなるアレルギー反応を起こす可能性があります。
できれば、与えない方がよいでしょう。
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愛犬がどうしてもマンゴーをほしがるなら
雑誌『いぬのきもち』では、1日に与えていい量は、体重5kgの健康な犬で「生で15g程度、皮はむいて」となっています。
ただし、与えすぎると体調不良をや下痢の原因となるので、△印がついています。
15gというと、だいたい薄く1切れの量です。
雑誌『ねこのきもち』では、アレルギーを起こす可能性があるので、猫に与えてはダメな果物になっています。
他のサイトでは食べさせてよい果物になっているけど?
アレルギーに注意、食べ過ぎに注意などといったただし書きはありますが、サイトのほとんどが「体にいい栄養分がマンゴーにはありますよ」という印象が残ります。
しかし、アレルギー反応や皮膚炎を起こす可能性がある以上、あえてマンゴーを与える必要はないと思います。
心臓病や腎臓病などはもちろんですが、アレルギーにかかっても大変です。
起きているときは1日中、カイカイ、バタバタ、飼い主さんも夜は眠れませんよ。
犬や猫はヒトより体が小さく、体に関してヒトよりも未知のことがらが多いです。
この前は平気だったのに、今回はひどい下痢をしたということはよくあることです。
なので、与える食べ物には細心の注意をはらうくらいがちょうどいいです。
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追記:2018年8月16日
ドライマンゴーやマンゴープリンはどうなの?
<ドライマンゴー>
ドライマンゴーに加工すると、ビタミン類が増えますが、食物繊維と糖質も増えます。
カロリーは2倍になりますので、与えるのはNGです。
<マンゴープリン>
純粋なプリンは、まあ食べてもよいとして(カラメルソースはNG)、マンゴーのエキスが加わっていますので、マンゴープリンはNGです。
<マンゴーゼリー>
市販のマンゴーゼリーの材料は、マンゴーの果汁、ゼラチン、砂糖、水、着色料、香料などです。
まず、マンゴーのエキスが入っているのでNG。
ゼラチンは、牛や豚などの動物の皮膚、骨、けんなどが使われますので、アレルギー体質の犬・猫はNG。
砂糖を多く使うのでNG。
市販のマンゴーゼリーは、着色料などの添加物が使われているのでNG。
<マンゴーアイス>
マンゴーエキスが入っている場合は、やはりアレルギー反応がでる可能性があります。
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