犬・猫が食べてはいけないもの一覧
与えることは避けたいもの
・タマネギ
・ブドウ
・キシリトール入りのガムなど
・香辛料
・鶏の骨
注意が必要なもの、与えすぎないほうが良いもの
・イカ、タコなどの魚介類やカニ、エビなどの甲殻類
・ホウレン草
・生の豆やナッツ類
・チョコレート
・コーヒーや緑茶、紅茶など
・生卵
・砂糖
・にぼし、海苔
・米飯
・レバー
上記の内容は、環境省が、2009(平成21)年10月に公開した、『飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~』というパンフレットによります。
このパンフレットは、環境省のホームページで公開されていますので、自由にダウンロードすることができます。
2019年12月6日に更新されガイドラインが新しくなっています。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html
環境省の下記の動画も参考にしてください(YouTubeに飛びます)。
「ペットフード・ガイドライン」避けたい食材、注意が必要な食材編
「ペットフード・ガイドライン」ペットフードの食べ方/与え方編
与えてはダメな理由、与えるのに注意が必要な理由などについては、当サイトで個別に説明していますが、以下簡単にまとめておきます。
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犬・猫が食べてはいけない理由
愛犬・愛猫に与えてはダメな食材 | |
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タマネギ・ネギ類 | タマネギ・ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドという成分が、赤血球のヘモグロビンを破壊し、溶血性貧血を起こす可能性があります。死に至ることもあります。 |
ブドウ・干しぶどう | 腎不全を起こす可能性があります。いわゆるブドウ中毒です。特にブドウの皮は与えないように。レーズンは干しぶどうのことです。 |
キシリトール | キシリトール入りのガムなどを食べると、低血糖症、肝不全を起こす可能性があります。イチゴやレタスにもキシリトールが含まれていますが、少量なので健康な犬・猫なら食べても大丈夫です。 |
香辛料 | 犬や猫は香辛料に対する耐性が低いので、肝障害を引き起こします。 |
鶏の骨 | 鶏の骨は縦にさけやすく、先がとがった形になると、のどや消化管を傷つけることがあります。 |
注意が必要なもの、与えすぎないほうが良いもの | |
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イカ、タコなどの魚 介類やカニ、エビな どの甲殻類 |
生の魚、イカやタコ、スルメなどは消化が悪いので、下痢や嘔吐の原因になったり、のどに詰まらせてしまうこともあります。また、生のイカや貝などの魚介類や、カニ、エビなどの甲殻類はビタミンB1を分解する酵素を持っているため、猫に与えると体内のビタミンB1が欠乏して後脚の麻痺を起こします。「猫はイカを食べると腰を抜かす」とはこのことです。 |
ホウレン草 | ホウレン草に多く含まれるシュウ酸が、結石の原因になる可能性があります。ゆでて水洗いすれば、シュウ酸の量は半分くらいになりますが、おしっこの病気にかかりやすい猫には食べさせない方が無難です。 |
生の豆やナッツ類 | 消化が悪いので、下痢や嘔吐の原因に。豆腐や納豆などの加工食品は消化不良の問題はありませんが、マグネシウムが多いため、結石になりやすいという説もあります。 |
チョコレート | チョコレートの原料であるカカオ豆には、テオブロミンという中毒成分が含まれていいます。犬や猫はこれを分解することができません。嘔吐、下痢、動悸、けいれん、てんかん発作などの原因になります。 |
コーヒーや緑茶、紅茶など | カフェインが含まれているため、これらの飲料を与えると、犬や猫は、下痢、嘔吐、体温不調、多尿、尿失禁、テンカンの発作などを起こすことがあります。 |
生卵 | 生の卵白(白身)に含まれるアビシンという物質が、ビオチン(ビタミンH)の吸収を妨げます。ビオチンが欠乏すると、皮膚炎、成長不良の症状を引き起こすことがあります。(加熱処理すれば問題はありません。) |
砂糖 | 糖質吸収などのため、ビタミンB1やカルシウムが余分に使われ、ビタミンB1欠乏症やカルシウム不足の症状を引き起こすことがあります。 |
にぼし、海苔 | にぼしや海苔にはマグネシウムが多く含まれています。犬や猫がマグネシウムを過剰摂取すると、尿路疾患を引き起こすことがあります。 |
米飯 | カロリーは十分に含まれていますが、ビタミン、ミネラルが少ないため、猫には、成長不良、肥満の症状を引き起こすことがあります。 |
レバー | 猫には、ビタミンA、Dの過剰が要因となり、食欲不振、関節炎を引き起こすことがあります。 |
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環境省は、「与えることは避けたいもの」とやわらかい表現をしていますが、愛犬・愛猫には与えてはダメだと思ってください。
<補 足>
・みそ汁の中に、タマネギやネギ類、その他の具材が入っているとすれば、汁や他の具材も与えてはダメです。
・同様に、ぶどうパンからぶどうを除いたパンやぶどうを使った加工品も与えてはダメです。
・キシリトールの入ったガムやサプリメントを食べて死亡する例が、アメリカでは多く報告されています。死亡例は犬ですが、猫も危険性があると言われています。床にガムやサプリメント、薬を落とさないように注意しましょう。
犬や猫が嘔吐、下痢をすると、人間以上に体力を消耗します。
犬・猫の年齢によっては、一気に寿命を縮めます。
与えてよいか迷ったら「与えない」を基本としましょう。
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