犬・猫に「にんじん」のすりおろしを与える量と注意点は?


 

犬・猫には「にんじん」のすりおろしがよい理由

にんじんの生は硬くて歯ごたえがありますよね。
 
これは、ペクチンという食物繊維の影響によります。
 
犬や猫は、野菜を消化するが苦手ですので、硬い生のにんじんを与えると下痢の原因になります。
 
そこで、にんじんをゆがいて、すりおろし、いつものフードにトッピングして与えるのがベストです。
 
こうすることで、にんじんの栄養分を吸収しやすくなります。
 
または、ゆがいてカットしたにんじんをおやつとして与えましょう。
 
 

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犬・猫に与えてもよい「にんじん」の量は?

・犬(体重5kg):5g~10g
 
・猫(体重4kg):こさじ1杯程度。
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』ベネッセより)
 
にんじんを与えて、吐いたり、軟便・下痢を起こすようでしたら、今後与えないようにしましょう。
 

出典:簡単!栄養andカロリー計算
http://www.eiyoukeisan.com


 
 

犬・猫に「にんじん」を与えるときの注意点

先にも書きましたように、生の硬い状態で与えると、軟便・下痢の原因になります。
 
その他、にんじんを食べると吐くことがあります。
 
これは、にんじんに多く含まれるβカロテンの影響だと思われます。
 
βカロテンは、体内に入るとビタミンAに変わります。
 
ビタミンAを過剰に摂取すると、吐き気や頭痛といった急性の症状を起こします。
 
ビタミン過剰症(ビタミン中毒)は、ビタミンAが最もなりやすいと言われています。
 
 
カリウムの量は、100g中92mgです。
 
血中のカリウムの値が高い犬・猫、腎臓病の犬・猫に与えるのはひかえましょう。
 
 

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にんじんの栄養分

過剰摂取に注意しないといけないβカロテンですが、βカロテンには抗酸化作用があり、動脈硬化や老化防止に役立ちます。
 
また、βカロテンがビタミンAに変わると、皮ふや粘膜を保護、免疫力の強化などの効果が期待できます。
 
健康な犬・猫の場合、カリウムを摂取すると、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出して、血圧を下げる効果が期待できます。
 
<にんじんの葉を犬・猫に与えてもいいの?>

 
やわらかい葉なら、細かく刻んでいつものフードにトッピングしてあげましょう。
 
にんじんの葉にはビタミンKが多く含まれていて、血液が固まるのを防いだり、骨を強くする働きをします。
 
また、ビタミンCは根の5倍、カルシウムは3倍多く含まれています。
 
参考:『食材事典』Gakken
 
 

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