犬・猫がみかんを食べてもよい量と外皮についてはコチラ


 
まず、雑誌『いぬのきもち』『ねこのきもち』に書かれている犬・猫が食べてもよいみかんの量(1日)をご紹介しましょう。
 
犬:体重5kgの場合「生で15g程度」。
 
猫:体重4kgの場合「薄皮をとり、1/2程度」。
 
※この量はあくまで目安です。個体差がありますので、初めて与える場合は、様子をみながら与えましょう。また、その後の研究で、与えてはダメな食材になる可能性があります。
 

ちょうどこの子が食べているのが15g程度の量です。
 


 
 
動画に登場しているのは猫ですが、そもそも猫はみかんを食べないかもしれません。
 
それは、酸味のある柑橘類はニオイから腐っている食べ物として判断している可能性があるからです。
 
詳しくはこちらで説明しています。
>>>愛犬・愛猫が「レモン」を食べても大丈夫?ビタミンCを補給させたい!
 
 
<犬・猫にみかんを与えるときの注意点>
めんどうかもしれませんが、房の薄皮と筋を取り除いてあげましょう。
 
ただ、取り除かずに食べてしまっても問題はありません。
 
ほぼ消化せずに、ウンチといっしょに出てくるだけです。
 
なんでもそうですが、与えすぎると下痢を起こします。
 
 
<100%のみかんジュースを与えても大丈夫?>
100%のストレートジュースや濃縮還元ジュースは、与えても問題はありません。
 
カロリーや糖質は、実物のみかんとあまり変わりません。
 
しかし、みかん果汁入りとか50%果汁などは、糖質が多く含まれ、またカロリーも高いので与えない方が無難です。
 
少量なら問題はありませんが、味を覚えてしまうと、例えば普通の水では満足しなくなるなどのデメリットの方が大きいです。
 
100%のみかんジュースを与えるなら、大さじ1杯程度与えて様子をみましょう。
 
 

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犬・猫がみかんの外皮を食べてしまったら


 
まず、愛犬・愛猫にみかんの外皮を食べさせるのはNGです。
 
もし、知らないうちに食べてしまったら、しばらく様子をみましょう。
 
時間がたってケロッとしていたり、少量なら問題はないと思われます。
 
大量に食べていたようなら動物病院へ連れていきましょう。
 
今は元気そうでも、いつ急変するかわかりませんので。
 
 
<みかんの外皮を食べさせてはいけない理由>
みかんを始めとする柑橘系の外皮には、ソラレン(プソラレン)と呼ばれる中毒成分が含まれています。
 
ソラレン中毒の症状としては、嘔吐や下痢ですが、犬や猫にとって嘔吐や下痢は、体にとても負担をかけます。
 
老犬・老猫にとって嘔吐や下痢は、一気に体が弱ってしまう原因になります。
 
外皮の残留農薬も心配ですが、油胞(ゆほう)と呼ばれる外皮のブツブツのへこみには、リモネンやピネンなどの精油成分(エッセンシャルオイル)が含まれています。
 
これも嘔吐や下痢の原因になります。
 
 

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みかんの栄養分

ほとんどが水分ですが、ビタミンCを豊富に含んでいます。
 
人間が2~3個食べると、1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
 
ビタミンCには、老化防止や免疫力を高める効果が期待できます。
 
体内でビタミンAに変化するβカロテンも多く含まれています。
 
ビタミンAは、皮ふや粘膜を正常に保ち、免疫力を向上させる働きがあります。
 
人間に対する研究ですが、ビタミンAは“がん”の発生率を下げると言われています。
 
 

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