愛犬・愛猫が「レモン」を食べても大丈夫?ビタミンCを補給させたい!

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飼い主さんは、なぜレモンを食べさせても大丈夫だろうかと思われたのでしょうか?
 
ビタミンCを補給が目的なら、犬や猫は自分でビタミンCを合成する機能がありますので、犬・猫なら外からビタミンCを取り入れる必要はありません。
 
ただし、これは健康な成犬・成猫の場合で、子犬・子猫、老犬・老猫、大型犬、妊娠中・授乳中の犬・猫はビタミンCが不足すると言われています。
 
 
ビタミンCは水溶性のビタミンなので、過剰摂取しても尿から排出されます。
 
 

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じゃあ、レモンを食べさせても問題がないのでは?

はい、果肉だけなら問題はないと思われます。
 
しかし、レモンって酸っぱいですよね。
 
犬や猫は、酸味によって食べ物の腐り具合を判断しています。
 
 
次の動画をご覧ください。
 


 
レモンにじゃれているように見えますが、見方を変えると腐っている食べ物を遠ざけようとしているようにも見えます。
 
動画の猫は、以前にレモンを口にしたことがあるのではないでしょうか。
 
 
レモンを食べさせている動画は他にもありますが、パクパク食べている動画はないと思います。
 
「すっぱい!」と言いたげに飛び跳ねたりするのが面白いのかもしれません。
 
しかし、犬や猫は「腐っているのをなぜ食べさすのよー!」「腐っているものあっちへ行けー!」と言っているように思えます。
 
犬や猫によっては、食べ物に対して非常に警戒するようになるでしょう。
 
なので、いつものフードにレモン汁をかけるのもおすすめできません。
 
 

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愛犬・愛猫にレモンを食べさせてはダメな最大の理由

レモンやグレープフルーツなどの「柑橘類は、外皮の部分に嘔吐・下痢の原因となる中毒成分があります。」と書かれている雑誌があります(『いぬのきもち』2012 SEP vol.124)。
 
この中毒成分とは、「ソラレン(プソラレン)」と呼ばれる物質だと思われます。
 
ソラレンは光によって活性化し、紫外線吸収率を高める性質があり、シミ、ソバカスの原因となる物質です。
 
柑橘類の皮の表面にはブツブツのへこみがありますが、これは油胞(ゆほう)とよばれています。
 
この中には、「リモネン」という精油成分(エッセンシャルオイル)を豊富に含んでいます。
 
このリモネンは、油性の汚れを落とすことができるので、台所洗剤の成分などにも利用されています。
 
洗剤に使われているのですから、食べても大丈夫とは言えないのではないでしょうか。
 
油胞も嘔吐・下痢の原因になると思われます。つまり、レモンの皮はNGです。
 
 

ビタミンCを補給させたいなら

レモンと同等またはレモン以上にビタミンCを含み、犬・猫が食べても大丈夫な野菜と果物をご紹介します(柑橘類を除く)。
 
<野菜>
・赤ピーマン、黄ピーマン(パプリカ)
・ブロッコリー
・西洋かぼちゃ
※ただし、ピーマンは、皮ふ病、関節炎、アレルギー症のある犬や猫には食べさせない方がよいかもしれません。
参考:愛犬・愛猫が「ピーマン」を食べても大丈夫?
 
<果物>
・柿
・キウイ
・いちご
 
 
参考
愛犬・愛猫にレモンを食べさせてもよいか
 
 

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