芽と皮を取り除いて、茹でて与えればOKです。
ジャガイモを揚げたり、炒めたり、焼いたりしたものはNGです。
以下の注意事項も大切です。
与えてもいいけれど-注意1-
ジャガイモの芽や、光に当たって緑色になった部分には、ソラニンやチャコニンという毒素が多く含まれています。
また、家庭菜園で作ったような小さな(未熟な)ジャガイモには多くのソラニンやチャコニンが含まれています。
ゆでてもソラニンやチャコニンの量は減りません。
ヒトがソラニンやチャコニンを摂取すると、次のような症状を起こします。
・下痢、吐き気、おう吐、腹痛、めまい、頭痛
重症になると、眠気、無気力、錯乱、衰弱などの神経症状や視覚障害を起こし、最悪、死亡することもあります。
動物実験で、同様の症状がみられることがわかっていますので、注意が必要です。
ジャガイモに芽や緑色の部分があったら、皮を厚めにむき、芽や緑色の部分だけでなく、そのまわりの部分も多めに取り除きましょう。
ソラニンとチャコニンを多く含んでいる品種は、「メ-クイン」と「男爵」です。
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与えてもいいけれど-注意2-
ジャガイモを揚げる、炒める、焼くと、アクリルアミドという有害物質ができます。
例えば、フライドポテトやポテトスナックなどです。
これはジャガイモには限りませんが、特にイモ類は多く発生します。
ただし、ゆでる、煮る、蒸す、といった調理方法ではアクリルアミドはほとんど発生しません。
まだ確証は得られていませんが、国際がん研究機関では、アクリルアミドを発がん性物質に分類しています。
人間の場合、通常は肝臓で解毒され尿中へ排出されます。
ラットにアクリルアミドを強制経口投与した試験では、甲状腺の異常やガンが発生しています。
犬・猫に関しては、まだ未知の領域のようです。
愛犬・愛猫に与えてもよいジャガイモの量は?
・犬(体重5kg)…20g程度
・猫(体重4kg)…冷ましてひと口
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
スライスしたもの3片で約20gです。
※1日に与える量は個体差がありますので、様子をみながら調整してください。
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ジャガイモの栄養分は?
ジャガイモの栄養のほとんどがデンプンです。
デンプンにはブドウ糖がくっついていて、ブドウ糖が体内に入ると一部はグリコーゲンとしてたくわえられます。
そして、必要に応じてグリコーゲンからブドウ糖を放出して、活動のエネルギーに変えます。
また、ジャガイモにはビタミンCが多く含まれており、りんごの約9倍あると言われています。
デンプンに包まれているためビタミンCが流出しにくく、加熱してもこわれにくいという特徴があります。
その他
・ビタミンB1
・ビタミンB6
・ナイアシン
・カリウム
・マグネシウム
・葉酸
・ジャガイモの芽を必ず取る
・みどり色の部分は取り除く
・必ずゆでたジャガイモを冷まして与える
・揚げたり、焼いたり、炒めたりしない
じゃがいも ジャガイモ ジャガ芋 じゃが芋
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