愛犬・愛猫にキュウリを食べさせるときの注意点
キュウリの突起(イボ)には、雑菌がたくさん付着しています。簡単な水洗いでは取り除くことができません。
キュウリを水でさっと洗い、ビニールの袋に入れて、冷蔵庫に保管すると、1日たてば、表面がぬるっとしていることがあります。
雑菌が水を得て、増殖している証拠です。
イボが付いたまま、水洗いしただけで食べると、お腹を壊す原因になります。
ピーラーなどでイボを取り除いて、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
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愛犬・愛猫に与えてもよいキュウリの量は?
・犬(体重5kg)…20g程度
・猫(体重4kg)…15g程度
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
キュウリの輪切り1枚が、だいたい1gです。
※1日に与える量は個体差がありますので、様子をみながら調整してください。
キュウリの栄養分は?
最初に書きましたが、キュウリの90%以上が水分ですので、夏の水分補給に最適です。
次に多いのがカリウムです。
カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。
その他、βカロテンやビタミンCが含まれています。
ぬかみそ漬けにすると、骨をじょうぶにするビタミンK、糖質をエネルギーに替えて疲れにくくするビタミンB1の量が増えます。
しかし、塩分の量も増えますので、ぬか漬けを与えるのはNGです。
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なぜ先端を切って、へたを切り口にこすり合わせるの?
キュウリの皮のすぐ下には、維管束(いかんそく)という管があって、その中の液には蟻酸(ぎさん)という渋味の物質が含まれています。
いわゆる「あく」ですね。
こすり合わせることで、「あく」を含む液が外にでて行きます。
ピーラーなどで、イボを取り除くときに皮も剥けますので、そこからも「あく」は出て行きます。
愛犬・愛猫にキュウリをあげるなら、イボを取り除くというひと手間をかけてあげましょう。
猫をきゅうりで驚かせて大丈夫??
猫のうしろにキュウリを置いて、振り向いた瞬間に驚いてジャンプする動画がネットにはたくさんあります。
動物行動学者のジル・ゴールドマン氏によれば、猫はキュウリに限らず、ふいに現れたものからいったん素早く逃げて、それが何かを見極める習性があるそうです。
また、キュウリの色と長さから、瞬間的に天敵のヘビと思った可能性があるそうです。
猫はとても繊細な生き物なので、とても恐怖に感じているはずです。
安心・安全のはずの家の中で、恐怖体験をすると、ストレスなどの心理面での問題が起こると専門家は警告しています。
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