愛犬が「キャットフード」を食べても大丈夫？常食はダメ！

犬がキャットフードを継続的に食べるのはＮＧ

たまたま食べた程度なら大丈夫ですが、常食させるのはＮＧです。
　
元来、犬は、猫と同じく肉食動物です。
　
しかし、人間と同じ食べ物を食べながら暮らしていくうちに、犬は少しだけ雑食性になってきました。
　
そして、炭水化物を吸収したり、糖質を代謝してエネルギー源としたり、カロチンを体内でビタミンＡに転換させたりする機能が備わるようになりました。
　
ですので、犬と猫とでは、必要とする栄養素が違います。
　
　

キャットフードに慣れると、ドッグフードを食べなくなる

猫は、糖分の甘みを感じないと言われています（アミノ酸の甘みは感じるようです）。
　
キャットフードの多くは、食いつきがよくなるように、うま味成分を外側にコーティングして嗜好性（しこうせい）が高くなるように製造されています。
　
よって、犬がキャットフードの味に慣れてしまうとドッグフードを食べなくなる可能性があります。
　
　

老犬の場合の考え方

老犬になると食が細くなります。
　
食べているのにやせていく、ということもあります。
　
３日間何も食べなかったら、動物病院で点滴をしてもらいましょう。
　
いつものドッグフードを食べないので、たまたまあったキャットフードを与えたら食べてくれた。
　
これはこれで“よし”としてもよいと思います。
　
絶対に食べさせるとアウト！という食べ物を除いて、欲しがるものを少しあげるという対応がいいですよ。
　
あまり老犬の食べ物に神経質にならない方がよいと思います。
　
先が短いからではなくて、長生きの秘訣はストレスを与えないことだと思っているからです。
　
食に対するストレスを少しでもやわらげてあげると、長生きしますよ。