細くて長い草を食べている、散歩中の犬を見かけることがあります。細くて長い草は、イネ科の植物に多いそうです。
少々のことなら大丈夫ですが、道ばたや公園にはえている草は清潔とは言えませんので、できればNGです。
あまりにも草を食べるようでしたら、市販のペット用の草を用意してあげましょう。
なぜ草を食べるの?
「腸内寄生虫がいる」「胃腸障害を起こしている」「栄養不足を補っている」「胃を刺激して内容物を吐き出そうとしている」など、諸説があります。
例えば、「栄養不足を補っている」は、葉に含まれているビタミンの一種である葉酸を補っている言われています。
また、「胃を刺激して内容物を吐き出そうとしている」は、胃を刺激して、内容物を吐き出そうとしているのではないかと、考えられています。
胃を刺激するのに、細くて長い草を食べるのは理にかなっています。
毛玉症を疑う
胃の中の毛玉を吐き出そうとして、草を食べていると考えることもできます。
毛玉症とは、毛づくろいや食事の際に飲み込んだ毛が、消化器官内で毛玉となって溜まってしまい、胃腸障害を引き起こす病気です。毛玉が便と便をつなげてしまい、便秘を引き起こすことがあります。
元気そうなのに食欲が無く、吐き気があり、便秘気味になり便が出ない、という症状をみせる場合は、「毛玉症」の疑いがあります。この場合は、病院で診察を受けてください。