腎臓病の愛犬・愛猫がリンの多い食材を食べると、病状の悪化に影響します。
ここでは、リンの多い食品をご紹介しますが、加工食品には食品添加物として、リン酸、リン酸塩、総合リン酸塩などのかたちでリンが含まれています。
加工食品とは、ハム、ベーコン、インスタント麺、ねり物などです。
なので、加工食品を腎臓病の愛犬・愛猫に与えないようにしましょう。
カリウムについては、「腎臓病の犬・猫が食べてはいけない果物一覧」を参照してください。
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腎臓病の犬・猫が食べてはいけないリンの多い食品
まず、大まかに言うと、次のようになります。
<リンの多い食品>
魚介類、肉類、大豆製品、卵類
<さけたい食品>
乳・乳製品、干物、小魚、レバー、そば、ナッツ類、加工食品
分類 | 食品名 | リンの量/100g中 |
乳・乳製品 | スキムミルク | 1000mg |
ヨーグルト | 100mg | |
プロセスチーズ | 730mg | |
牛乳(人用) | 93mg | |
魚介類 | するめ | 1100mg |
たたみいわし | 1400mg | |
いか | 250mg | |
カツオ | 280mg | |
うなぎ蒲焼 | 300mg | |
メバチマグロ | 330mg | |
ワカサギ | 350mg | |
ししゃも | 360mg | |
生ウニ | 390mg | |
いくら | 530mg | |
真いわし丸干し | 570mg | |
ドジョウ | 690mg | |
肉類 | かも | 260mg |
豚ヒレ | 230mg | |
鶏ささ身 | 220mg | |
豆・豆製品 | 高野豆腐 | 880mg |
大豆 | 580mg | |
そら豆 | 440mg | |
木綿豆腐 | 110mg |
※健康な犬・猫でも食べてはいけない食品も含まれています。
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リンが比較的少ない食品は、犬・猫が食べられるものとしては、野菜かイモ類です。
やはり、腎臓を患っている犬・猫には、腎臓病用の食事療法食が最適と言えます。
これまで食べていたフードから食事療法食に切りかえると、なかなか食べてくれず、体重が減っていくという問題がでてきます。
体重を維持することは、長生きするためには重要です。
・食事療法食を粉にしてほんの少し水を加えてペースト状にし、シリンジで強制的に食べさせる。
・食事療法食にハチミツ(リンは100g中4mg)を加えてみる。
・食べてくれる食事療法食をさがす。
など、いろいろ考えてみましょう。
獣医さんも相談にのってくれるはずです。
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