犬や猫にわかめ・めかぶを与えてはダメ!メリットなし!


 
 

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まず、飼い主さんの知らない間に、たまたま「わかめ」を食べてしまったので、大丈夫かどうかを調べている方は安心してください。
 
わかめには、犬や猫にとって毒のようなものは含まれていません。
 
酢の物やみそ汁に入っていた「わかめ」でも、たまたまなら大丈夫です。 
 
ただ、みそ汁の中にタマネギ・ネギ類も入っていた場合は、嘔吐するかもしれません。
 
タマネギ・ネギ類が、犬・猫にダメな理由はこちらを参考にしてくだい。
 
>>>愛犬・愛猫が「タマネギ・ネギ類」を食べても大丈夫?
 
 

犬や猫にわかめ・めかぶ・茎わかめを与えてはダメな理由

もともと犬や猫は、食物繊維の消化吸収を得意としていません。
 
食物繊維の多いわかめ・めかぶ・茎わかめを食べても消化吸収されずにそのまま便と一緒に排出される確率が高いです。
 
わかめのヌメリは、アルギン酸という水溶性(水に溶ける)食物繊維によります。
 
便秘ぎみの犬や猫には、不溶性(水に溶けない)食物繊維の方が有効です。
 
 
また、わかめには、ミネラルの中でもカルシウムが豊富に含まれています。
 
カルシウムをたくさん吸収したとすれば、尿のpHバランスが崩れるなどして、結石ができやすくなります。
 
生涯を通して、泌尿器系の病気にかかる確率の高い猫にわかめはNG。
 
尿石症をかかえている犬・猫は、病状が悪化します。
 
 
さらに、わかめ(水戻し)に含まれるカリウム量は100g中290mgで、血中のカリウムの値が高い犬・猫は注意が必要です。
 
以上のことより、犬や猫にわかめを与えても何のメリットもありません。
 
 

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わかめにはヨウ素がたくさん含まれているけど

ヨウ素(ヨード)は、甲状腺ホルモンを合成するのに必要なミネラルです。
 
甲状腺ホルモンは、タンパク質、脂質、糖質の代謝を高め、発育を促進します。
 
ですので、成長期の犬・猫には必要なミネラルです。
 
また、甲状腺ガンの予防にもなります。
 
ただ、ヨウ素の過剰摂取は、甲状腺腫を引き起こします。
 
わかめ(水戻し)には、100g中1600μgも含まれていて、数ある食材の中でも上位クラスです。
 
数回食べたくらいでは問題はありませんが、常食させないようにしましょう。
 
 

まとめ

・まかめ、めかぶ、茎わかめを犬や猫が食べたとしても、消化吸収されにくいので、わかめに含まれる栄養素をほとんど取り込むことができません。
 
・泌尿系の病気に注意が必要です。
 
・わかめの食物繊維は、便秘には有効に働きません。
 
よって、犬や猫がわかめを食べても何のメリットもありません。
 
 

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