愛犬・愛猫が「スルメ」を食べても大丈夫？生イカで腰を抜かす?

12月に入ると、クリスマス関連商品に続いて、お正月関連商品がお店に並び始めます。

その中の1つが乾物の「スルメ」。

近年は、スルメイカの不漁が続いていますので、スルメもビックリする値段になっています。

愛犬・愛猫がスルメを食べてはダメな理由

乾物のスルメは消化に悪く、下痢を起こす可能性があります。

また、水分を含むとふくらむので、逆に便通が悪くなったり、いつものフードを食べなくなる可能性があります。

害になるような成分は含まれていませんが、ミネラルを多く含みますので、腎臓病の犬・猫は要注意です。

100gで334kcalと、ご飯１杯分くらいのカロリーがあります。

塩分は、100g中2.3gほどです。

イカの内臓にはチアミナーゼと呼ばれる成分が含まれています。加熱するとこの成分は失われますが、生の場合、この成分によってビタミンB1欠乏症を起こすことがあります。

ビタミンB1が欠乏すると、嘔吐・下痢・ふらつきなどの症状が現れます。

ふらつきの症状から「ネコがイカを食べると腰を抜かす」という言い伝えがあります。

また、イカには「アニサキス」という寄生虫がいる可能性があり、胃に入ると激しい痛みを伴います。スーパーや魚屋さんで売られている生のイカは、アニサキスの除去処理がされていますが、生き残っていることもありますので、与えるなら必ず加熱しましょう。加熱することで、細菌なども死滅します。

「さきいか」には、塩分が7gも含まれていますのでNGです。