犬・猫がカツオの刺身・カツオのたたきを食べてよい量
・犬(体重5kg):5g程度。
・猫(体重4kg):月1回、ひと切れの半分。
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』ベネッセより)
※この量は、ペットフードも食べることを前提としています。
<注意点>
・犬:刺身を食べるのが初めての場合は、少し与えて様子をみてください。心配ならさっと湯通しすること。
・猫:魚を常食すると、黄色脂肪症(イエローファット)という病気になる可能性があります。
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黄色脂肪症(イエローファット)
魚に含まれる「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」が原因で、体内の脂肪が酸化して、硬い脂肪のかたまりが下腹部の皮下にできる病気です。
痛みを伴いますので、触られるのを嫌がります。
ただし、猫が魚を常食した場合ですので、一般的に、毎日のように主食として魚を与えない限り大丈夫です。
刺身の安全性
刺身は、犬・猫に限らず人間もアニサキスという寄生虫が心配ですね。
遠海や海外で捕れた魚は、冷凍されて運ばれてきます。
-20度以下で24時間以上冷凍されればアニサキスは死滅しますので、遠海や海外のものはまず問題はありません。
近海で捕れた魚の場合でも、流通経路でチェックされています。
また、スーパーなどでは、陳列される前にチェックされます。
ただ、まれにこれらのチェックをすり抜ける場合があります。
ヒスタミン中毒
鮮度が落ちて、常温のまま置いておくと、細菌がヒスタミンという化学物質を増殖させます。
ヒスタミンを摂取すると、口のまわりや耳のあたりが赤くなったり、嘔吐・下痢といった症状を起こすことがあります。
ヒスタミンは、加熱処理をしても分解されません。
カツオは鮮度が落ちるのが早いので、注意が必要です。
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