犬・猫が「子持ちししゃも」を食べるとどうなるの?


 
犬や猫が、少しぐらい「子持ちししゃも」を食べても、すぐにどうこうなるということはまずありません。
 
 
問題は、ナトリウム(塩分)の量です。
 
ししゃもの干し物は、塩水に浸けるか、塩をまぶしてつくられます。
 
塩を使うことで、ししゃも本来のうまみを引き出すことができます。
 
 

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  ナトリウム量 食塩相当量
ししゃも 生干し 生 490mg 1.2g
ししゃも 焼き 640mg 1.6g
からふとししゃも 生干し 生 590mg  1.5g
からふとししゃも 焼き  770mg  2.0g

※100gあたりの量
 
焼くことで、水分がなくなり、塩分の比率が高くなります。
 
子持ちししゃも・ししゃもとして流通しているのは、からふとししゃもです。
 
流通量の約9割を占めています。
 
表を見ての通り、からふとししゃもを焼いたときの塩分相当量は、100gあたり2gを超えています。
 
これは、犬や猫にとって多い塩分量と言えます。
 
食材の塩分量は、100gあたり1g未満、ナトリウム量でいうと約400mg未満を目安にしましょう。
 
 

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愛犬・愛猫にちょっとだけ「子持ちししゃも」を・・・

愛犬に、ひとつまみ程度あげる程度なら問題はないでしょう。
 
ひとつまみ程度あげて、愛犬がまだ欲しがるなら、ペット用のおやつをあげるようにしましょう。
 
しかし、猫はひとつまみでもダメと決めておきましょう。
 
塩分がちょっと多いけど、「ひとつまみだけ」というのを日常化してしまうと、腎不全になってしまいます。
 
猫の場合、5、6歳で急性腎不全になることが多く、その50%~70%が慢性腎不全になると言われています。
 
室内飼い猫の平均寿命はだいたい15歳ですが、腎臓病にならなければもっと長生きするはずです。
 
なので、塩分のことを神経質になるほど気をつけておいて、ちょうどよいと思います。
 
 

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