犬・猫が食べてもよいパイナップルの量について
・犬(体重5kg):生で15g程度。
・猫(体重4kg):刻んで小さじ1程度。
(『いぬのきもち』『ねこのきもち』より)
注)食物繊維が多いので、与えすぎると軟便、下痢の原因になります。また、食べた後に口のまわりや口の中を気にするようでしたら次から与えるのはやめましょう。
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パイナップルを食べると食糞が治るのか
治るという根拠はありますが、成功するかどうかはわかりません。
食糞の原因は諸説ありますが、フードが未消化の状態で便として出てくるのが原因の一つです。
便の中にフードがあると思って食べてしまうと考えられています。
この未消化で出てくるフードのニオイを消すのに、パイナップルが一役買うかもしれません。
さきほど注意として「食べた後に口のまわりや口の中を気にするようでしたら次から与えるのはやめましょう。」と書きました。
人間でいうと、舌がヒリヒリ、ピリピリする感覚を犬・猫も感じていると思われます。
ヒリヒリ、ピリピリ感は、プロメリンというたんぱく質を分解する物質が原因です。
舌や口の中は粘膜で保護されていますが、プロメリンが粘膜をはがしてしまい、舌が口の中がむきだし状態になると、ピリピリを感じるようになります。
プロメリンは、腸の中ではたんぱく質を分解して、消化・吸収しやすくしてくれます。
たんぱく質が消化・吸収されると、ニオイのきつい便でなくなります。
つまり、これによって食糞が治る可能性があるかもしれないという話です。
食糞は成長すれば、ほとんどの子は治ります。
なので、気にしない、怒らない、ウンチをしたらすぐにかたずける。
これが、確実に食糞をやめさせる最も有効な方法です。
※食糞をみつけても、絶対に厳しく怒らないように!厳しく怒ると、ウンチを隠したり、あわてて食べたりといった行動をし始める可能性があります。
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パイナップルの栄養
パイナップルは甘酸っぱい味がします。
これはパイナップルに含まれるクエン酸によるもので、クエン酸は食欲増進の効果があります。
また、糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1が豊富に含まれています。
その他、抗酸化作用のあるビタミンC、血管の機能を正常に保つマンガンが含まれています。
<食べすぎると・・・>
・軟便や下痢の原因になります。
・プロメリンによって口の中の粘膜がはがされた後、パイナップルに含まれるシュウ酸カルシウムの影響で、口の中が荒れることがあります。
<缶詰のパイナップルについて>
缶詰のパイナップルは、糖質が高いので与えるのはNG。
また、プロメリンは熱に弱いので、加熱処理される缶詰を食べてもプロメリンの効果は得られません。
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