煮干しは、カルシウムが豊富に含まれている食品で、骨を丈夫にし、ストレスをおさえるなどの効果があります。
また、豊富に含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収率を高めます。
しかし、リンやマグネシウムも多く含まれているため、食べ過ぎると尿石症の原因になります。
泌尿器系の病気にかかったことのある犬・愛猫は、注意が必要です。
ダシをとった後の煮干しは、塩分は抜けて許容範囲の量になりますが、リンやマグネシウムの量は変わりません。
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愛犬・愛猫に「にぼし(いりこ)」を与えるなら
参考:猫(体重4kg)…週1回、3cm程度を2本まで。※水やお湯で塩抜きを(『ねこのきもち』より)
犬に関しては、体重5kgで週1回、2、3本程度にしましょう。
※1日に与える量は個体差がありますので、様子をみながら調整してください。
この場合の「にぼし(いりこ)」は人用です。
ペット用の煮干しが売られていますが、減塩、無添加、無着色を売りにしているだけだと思います。
塩分を気にするのなら、人用の煮干しをお湯にくぐらせ、水洗いすれば、完全ではありませんが塩分は抜けます。
ダシをとった後の煮干しをさっと水で洗えばいいですね。
繰り返しになりますが、塩分を抜いても、リンやマグネシウムの量は変わらないということを覚えておきましょう。
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追記:2018年8月15日
猫に多い腎不全
猫の死亡原因で最も多いのが慢性腎不全です。
腎不全と診断される2、3年前からゆるやかに体重が減っているはずです。
ですので、日頃からの体重測定が大切です。
※腎不全と診断される2、3年前は初期の段階なので、ほとんど症状を現すことがありません。
予防策として、にぼし(いりこ)を猫に食べさせない方が無難です。
にぼし(いりこ)のだしがらも同様です。
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