犬・猫が鱈(たら)を食べてもいいの?アレルギーは大丈夫?


 
まず、犬・猫に鱈(たら)を与えても通常は問題ありません。
 
<与えてよい量>
・犬(体重5kg):加熱して10g程度。
(『いぬのきもち』より)
 
一切れの1/5ほどが10gです。
 
・猫(体重4kg):犬と同等。
 
 
焼いて塩をふった鱈はNG。
 
鍋料理に入れた鱈は、他の食材やダシのエキスがしみこんでいますのでNG。
 
 

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鱈の栄養分

鱈には、グルタチオンという抗酸化作用のある物質が含まれています。
 
抗酸化作用ですので、老化防止や動脈硬化の予防に効果があります。
 
グルタチオンは、特に、肝臓、皮膚、目の働きを高める効果があります。
 
 
鱈にはビタミンDも多く含まれており、カルシウムの吸収を促進して、骨や筋肉を強化する効果が期待できます。
 
 

魚アレルギーとは

人が魚に対するアレルゲン検査をする場合、検査可能な魚は「サバ、アジ、イワシ、タラ、カレイ、サケ、マグロ」の7種類です。
 
この7種類の魚に対して、特にアレルギー反応を示すのではなく、日本人がよく口にする魚としてピックアップされているのだと思われます。
 
これらの魚に対してアレルギー反応を示す人は、ほとんど全ての魚に対して反応するようです。
 
犬や猫が魚を食べて、かゆがったり、くしゃみ・鼻水、下痢などの異常がみられる場合は、魚アレルギーの可能性があります。
 
 
<魚アレルギーに似た症状>
鮮度が落ちた魚を食べて、魚アレルギーのような症状を起こすことがあります。
 
鮮度が落ちると、常温では細菌がヒスタミンという化学物質を増殖させます。
 
これによって起こるのがヒスタミン中毒です。
 
ヒスタミン中毒は誰にでも起こります。
 
ヒスタミンは加熱処理しても分解されませんので、犬・猫も注意しましょう。
 
 
<アニサキスアレルギー>
アニサキスは、魚の内臓にいる寄生虫です。
 
アニサキスという寄生虫が体内に入ると、腹痛、嘔吐、下痢といった症状が現れることがあります。
 
これが、アニサキス症という病気です。
 
しっかり加熱処理すれば心配はありません。
 
しかし、加熱処理してもアニサキスのアレルゲンが付着していることがあります。
 
アニサキスアレルギーの場合は、これにも反応します。
 
 

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犬・猫がチーズ鱈、チータラを食べても大丈夫?

鱈のすり身をシート状にし、ナチュラルチースを巻いたのがチーズ鱈。
 
鱈とホッケのすり身をシート状にし、ナチュラルチースを巻いたのがチータラです。
 
まず、人間用の加工品を与えるのはNGです。
 
チーズ鱈、チータラともに塩分が多く、小麦や添加物が含まれています。
 
どーしても欲しがるのなら、一ちぎり程度にし、他のペット用おやつをあげましょう。
 
 

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