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愛犬・愛猫の腎臓病を悪化させるカリウムの多い果物を一覧にしました。
こうやって一覧にしてみると、果物全般にカリウムが含まれていることがわかります。
よって、原則として、腎臓病の愛犬・愛猫は果物を食べてはいけない、ということになります。
腎臓病でも血液の生化学検査の結果、カリウムの値が正常値範囲で、獣医師が食べてもいいよという果物をあげるようにしましょう。
×印のついているのは、健康な犬・猫でも食べさせてはいけない(食べさせない方がよい)果物です。
果物名 | カリウム量/100g中 | |
× | アボカド | 720mg |
栗 | 420mg | |
バナナ | 360mg | |
メロン | 340mg | |
キウイ | 290mg | |
パッションフルーツ | 280mg | |
梅 | 240mg | |
さくらんぼ | 210mg | |
× | パパイヤ | 190mg |
桃 | 180mg | |
いちご | 170mg | |
柿 | 170mg | |
ライチ | 170mg | |
× | いちじく | 170mg |
× | マンゴー | 170mg |
びわ | 160mg | |
すもも | 150mg | |
ラズベリー | 150mg | |
パイナップル | 150mg | |
グレープフルーツ | 140mg | |
みかん | 140mg | |
梨 | 140mg | |
洋なし | 140mg | |
× | ぶどう | 130mg |
レモン | 130mg | |
すいか | 120mg | |
りんご | 110mg | |
ブルーベリー | 70mg |
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カリウムが腎臓病の犬・猫によくない理由
カリウムは、体内で増えたナトリウム(塩分)の排出を促し、血圧の上昇をおさえる働きなどがあります。
体内のカリウムの量は腎臓が調整しているのですが、腎臓の機能が低下すると、多すぎるカリウム量を排出するのが困難になります。
そうなると、体内にカリウムが蓄積されます。
血中のカリウムの濃度が高くなりすぎると、不整脈を起こしたり、最悪、心臓が停止してしまいます。
また、カリウムの蓄積は、代謝性アシドーシスという合併症を引き起こす危険性があります。
代謝性アシドーシスは、血液が酸性に傾き、体内の二酸化炭素の量が増えてしまう病気です。
二酸化炭素が増えると、酸素がうまくまわらなくなり、酸欠状態になります。
酸欠状態になると、過呼吸や嘔吐を繰り返すようになります。
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